西陣織(つづれ織)着物帯や額、懐紙入れなどの商品や西陣織の特徴などをご紹介して西陣織の魅力を京都の女性伝統工芸士小玉紫泉がお伝えいたします

着物帯作品

2007年文部科学大臣賞 絽つづれ「夏風船」NATSUFUSEN

jusyo001
手間を惜しんでは製作できない作品。
絽の幅を一定にしないというのが、小玉紫泉つづれ織工房のこだわりです。カラーや絽の幅は織り手のセンスにかかってくるもので、シンプルなデザインではありますが、奥の深い作品で、本作品は柔らかなパステルカラーと波おさで紙風船を表現した帯です。

1988年京都新聞社賞・技術賞「Sunset」SUNSET

jusyo002
「立体的であり、芸術的なもの」を作ろうと意識してできた初めての作品。
織りを工夫することによって、油絵のような質感を表現してみました。織りの工夫については、多くの方からお褒めいただき、伝統工芸士小玉紫泉の出発点となった帯です。

2006年文部科学大臣賞 すかし窓「透月」TOUGETSU

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
すかし窓シリーズの作品のひとつ。
通常は1枚のキャンパスに絵を描いていくように織っていきますが、一部分だけ横糸を織らないことにより、窓のような空間ができます。その部分は後ろの部分が透けて見えるようになります。後ろの柄をすかし窓から見ているような状態を表現してみた帯です。

「桜」SAKURA

jusyo004
素材からこだわって創り上げた作品。
四季のある日本には、多くの植物がありますが、それらを使って、絹糸を染め(草木染め)日本を代表する花である桜を織り込んでみました。織り込むにあたっては、色の濃淡で表現する、水墨画を意識し、やわらかな桜を表現した帯です。

1987年西陣織工業組合帯地部会賞「桐紋」KIRIMON

jusyo005
五三の桐を限りなく細かく美しく織ることに挑戦した作品。
桐紋は本金糸を使用しています。松竹梅には色違いの金糸を使用しているため、おめでたい席にも締められる礼装帯としました。
茶色と黒の金ラメ地に朱の線を合わせた独特の色使いとなっている帯です。

1996年通産省生活局長賞「動」DOU

jusyo006
図案入札会でとても難しそうな図案だったので、皆さんから敬遠されていたのですが、業界から大きな課題をいただいたような感じ、何としてでも頑張らなければいけない状態でした。 2色の銀糸だけで迫力を出すにはいかにすれば良いかと考えるのに半年、織り始めて完成するのに2ヶ月半を要しました。1日あたり波を2本織る計算になります。また金銀糸を爪で織るのは硬くて困難なので、腱鞘炎にもなりかけたほど苦労した作品です。
業界の方々から『文句なしの技術賞や。』と言われた時には感激いたしました。

「白鷺」SHIRASAGI

jusyo007
ブルーグレー地に真っ白の白鷺をシンプルに描いてみました。
羽と水の波紋を美しく細かに表現する事に努力しました。
訪問着や、小紋などの着物に合わせて、幅広い用途にお使いいただける上品な帯です。

「おしどり」OSIHDORI

jusyo008
図案家の口田先生の図案で、気に入ったので購入させていただいた作品です。
「鴛鴦」(おしどり)は現皇太子様の紋様だとか。これを発表した年は、偶然にも皇太子様ご成婚の年でした。色使いと波頭の表現が自分でも納得の作品で、大変きれいな帯です。

1994年理事長賞「雅」MIYABI

jusyo009
昨年発表の「アンデス風幾何学紋様」が同業者の方から不評であったにも関わらず、エンドユーザーの方からはご好評をいただきました。この立体的な織り込み技法がどこまで通用するのか知りたくて、昨年に引き続き発表しました。 正倉院紋様と織り込み技法の融合に挑戦した帯です。

1996年西陣織工業組合理事長賞・大丸賞「エジプト」EGYPT

jusyo010
織り込み技法の第5作目。
このシリーズは海外の柄と織り込み技法の融合に挑戦しているのですが、この作品ではエジプトのコプト柄を引用し、日本の道長柄を融合させて少しでも帯になるように工夫した作品です。

1993年京都府知事賞・技術賞「アンデス風幾何学文様」ANDES

jusyo011
基礎的なつづれ織の織り方しか知らなかった私が、それ以外の技法をマスターするために、試行錯誤した作品。様々な技法を試した中で、帯に応用できそうなものを集めた作品で、基礎しか知らなかったことが逆に新たな織り方をするきっかけとなり、今まで図案合戦を繰り広げていた西陣織において、織りの工夫をするようになってきました。

1996年近畿通産省生活局長賞「鳥」TORI

jusyo012
織り込み技法の第4作目。
アンデス地方に伝わる紋様を引用しました。お腹に子供を抱えたカラフルなオウムとピューマはか神の使いとしてあがめられているそうです。
幅広い年齢層の方々からご好評をいただいている帯です。

1994年通産省生活局長賞・技術賞 すかし窓「月影」GETSUEI

jusyo013
試織りをする際、まずタペストリーやテーブルセンターなどを作りますが、これはタペストリーとして製作したもので、なんとか帯にできないものかと苦心した作品です。まどの外の三日月がはっきりと見えるためには、地色や縦糸の密度など試行錯誤の連続でした。
この帯から、取材や呉服卸業者さんからの依頼を多くいただくことになりました。

1998年全日本伝統工芸品大会入選 すかし窓「うさぎ」USAGI

jusyo014
すかし窓シリーズの第何作目になるのでしょうか。基本的に同じ柄は織らないようにしています。
何故なら「お客様に喜んでいただく事」が私の制作理念なので お客様のご依頼が無い限りは同じものを作ってはいません。ですから 人気のあるすかし窓シリーズの図柄を考えるのは並大抵ではありません。
中の白兎をより引立たせるためにすかし窓の部分はよりシンプルにしました。
地色は深みのあるワインカラーです。

「ふくろう」FUKUROU

jusyo015
人間、人形、動物などは目がとても大切です。目しだいでその作品の思いや出来栄えが決まります。絵と同じですね。フクロウは福を招くとして珍重されているので、ほのぼのとした 暖かい家族を描くために 目の動きにはとてもこだわりました。どのフクロウの目を見ていただいてもほほえましく感じていただけるのではないでしょうか。

1999年日本絹人協会会長賞「三猿」MIZARU

jusyo016
明るいベージュ地に墨絵のような三猿(見ザル、言わザル、聞かザル)を描きました。
難しかった点は、栗のイガとサルの目元の色、あと柿の葉の紫がかった緑色などです。
全体にぼかしを豊富に使った 典型的な爪掻本綴(つめかきほんつづれ)織の作品といえます。 西陣の図案家さんの図案です。

「波紋」HAMON

jusyo017
つづれ織の業界では つづれの図案家さんを育てる為に「図案入札会」を開催し、それを中心に「本綴秀作発表会」を開催していました。私も図案を買って織り上げることがありましたが、最近はその必要も無くなったので 今は自分の図案1本で勝負しています。 中でも口田先生の図案は私も気に入っておりまして、この波紋も色がとても素敵です。が、しかしこれは見た目以上に織るのに時間がかかる苦心物でした。

「波頭」NAMIGASHIRA

jusyo018
波を幾何学模様のようにシンプルにまとめたこの図案は 西陣の図案家さんのものです。 色の配色には苦労したかいがあったと思うほど良い色が出たと感じています。
この帯はお茶会や礼装用にも使えますし、季節も真夏以外ご使用になれます。特に初夏のひとえの時期にお使いになられるととても素敵です。

1995年京都市長賞「楽日」RAKUJITSU

jusyo019
織り込み技法の第3作目。「雅」と同じモスグリーンとオレンジ、茶の組み合わせなのですが、雰囲気は全く違う帯となっています。
簡単な幾何学紋様を散らしただけですが、なんとも楽しい出来栄えとなりましたので、「楽日」と命名しました。

「蘭」RAN

jusyo020
ちぎり絵作家 先生の「蘭」のちぎり絵を帯にしました。礼装用から訪問着などにお使いいただける優雅で気品のある帯です。

1989年西陣織工業組合帯地部会長賞「すみれ」SUMIRE

jusyo021
竹篭の凹凸の表現することをテーマにした作品。
菫(すみれ)の花をいっぱい摘み取りたいという子供のころの夢は今後も叶うことはないかもしれませんが、それを帯で表現しました。
つづれ織りには色と色の間に「はつり目」と言われる隙間ができるのが特徴ですが、あえてそれを大きく開け、リボンを付けました。

「かすみ」KASUMI

jusyo022
「かすみ」はつづれ織り会社や織り職人によって皆違います。これは私独特の「かすみ」です。
結構込み入って織るのにはかなり面倒なものですが、礼装用にも、お茶会にも締められる便利な一品です。

2009年日本工芸士大会作品展入選
2009年全国伝統工芸品公募展入選
「夜の双塔 京都タワー」KYOTOTOWER

jusyo023
太鼓部分の柄は、陽が落ち、京都駅ビル壁面に灯りの燈った京都タワーが映っている様子です。
初めて自分の目で見た時の感動を 以前からいつか織りたいと思っていました。お腹の柄は、東寺のシルエットと京都タワーそのものを織ったため、帯のタイトルが「夜の双塔」。

第39回 日本伝統工芸近畿展入賞「萌」MOE

jusyo024
鳥が苗を運び 地球に緑地が増える様を描き、地球温暖化防止を願った作品です。
写真ではわかりにくいですが、立体感があり お太鼓の柄は70センチもある大作です。

お気軽にお問合せください TEL 075-465-5484 受付時間 9:00~18:00(土・日・祝日除く)

メールでお問い合わせはこちら
Copyright © 小玉紫泉つづれ織工房 All Rights Reserved.