作品紹介

きもの帯の作品のご紹介 | 受賞歴の掲載あり

小玉紫泉きもの帯作品

みなさまに京都西陣織(つづれ織)の魅力をより感じていただくために、小玉紫泉つづれ織工房にて製作した帯を、受賞作品を中心にご紹介させていただきます。今後は帯のみでなく、京都西陣織(つづれ織)を使った作品もご紹介できればと思います。

受賞作品一覧

1988年「桐紋」
「Sun set」
1989年「春日野」
1993年「すみれ」
1994年「アンデス風幾何紋様」
「月影」
1995年「雅」
「動」
1996年「楽日」
「鳥」
1998年「エジプト」
「リヨンの風」
「すかし窓 うさぎ」
1999年「すかし窓 恋文」
2000年「三猿」
2001年「すかし窓 かぐや姫」
2005年「ろまん 松竹梅」
2006年「絽つづれ 蛍」
2007年「すかし窓 透月」
「絽つづれ 夏風船」
2009年「夜の双塔 京都タワー」

その他の作品

「おしどり」
「かすみ」
「ふくろう」
「桜」
「白鷺」
「蘭」
「波紋」
「波頭」

きもの帯作品の紹介

2007年文部科学大臣賞 絽つづれ「夏風船」NATSUFUSEN

2007年文部科学大臣賞 絽つづれ「夏風船」NATSUFUSEN
手間を惜しんでは製作できない作品。
絽の幅を一定にしないというのが、小玉紫泉つづれ織工房のこだわりです。カラーや絽の幅は織り手のセンスにかかってくるもので、シンプルなデザインではありますが、奥の深い作品で、本作品は柔らかなパステルカラーと波おさで紙風船を表現した帯です。

1988年京都新聞社賞・技術賞「Sunset」SUNSET

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「立体的であり、芸術的なもの」を作ろうと意識してできた初めての作品。
織りを工夫することによって、油絵のような質感を表現してみました。織りの工夫については、多くの方からお褒めいただき、伝統工芸士小玉紫泉の出発点となった帯です。

2006年文部科学大臣賞 すかし窓「透月」TOUGETSU

2006年文部科学大臣賞 すかし窓「透月」TOUGETSU
すかし窓シリーズの作品のひとつ。
通常は1枚のキャンパスに絵を描いていくように織っていきますが、一部分だけ横糸を織らないことにより、窓のような空間ができます。その部分は後ろの部分が透けて見えるようになります。後ろの柄をすかし窓から見ているような状態を表現してみた帯です。

「桜」SAKURA

「桜」SAKURA
素材からこだわって創り上げた作品。
四季のある日本には、多くの植物がありますが、それらを使って、絹糸を染め(草木染め)日本を代表する花である桜を織り込んでみました。織り込むにあたっては、色の濃淡で表現する、水墨画を意識し、やわらかな桜を表現した帯です。

1987年西陣織工業組合帯地部会賞「桐紋」KIRIMON

1987年西陣織工業組合帯地部会賞「桐紋」KIRIMON
五三の桐を限りなく細かく美しく織ることに挑戦した作品。
桐紋は本金糸を使用しています。松竹梅には色違いの金糸を使用しているため、おめでたい席にも締められる礼装帯としました。
茶色と黒の金ラメ地に朱の線を合わせた独特の色使いとなっている帯です。

1996年通産省生活局長賞「動」DOU

1996年通産省生活局長賞「動」DOU
図案入札会でとても難しそうな図案だったので、皆さんから敬遠されていたのですが、業界から大きな課題をいただいたような感じ、何としてでも頑張らなければいけない状態でした。 2色の銀糸だけで迫力を出すにはいかにすれば良いかと考えるのに半年、織り始めて完成するのに2ヶ月半を要しました。1日あたり波を2本織る計算になります。また金銀糸を爪で織るのは硬くて困難なので、腱鞘炎にもなりかけたほど苦労した作品です。
業界の方々から『文句なしの技術賞や。』と言われた時には感激いたしました。

「白鷺」SHIRASAGI

「白鷺」SHIRASAGI
ブルーグレー地に真っ白の白鷺をシンプルに描いてみました。
羽と水の波紋を美しく細かに表現する事に努力しました。
訪問着や、小紋などの着物に合わせて、幅広い用途にお使いいただける上品な帯です。

「おしどり」OSIHDORI

「おしどり」OSIHDORI
図案家の口田先生の図案で、気に入ったので購入させていただいた作品です。
「鴛鴦」(おしどり)は現皇太子様の紋様だとか。これを発表した年は、偶然にも皇太子様ご成婚の年でした。色使いと波頭の表現が自分でも納得の作品で、大変きれいな帯です。

1994年理事長賞「雅」MIYABI

1994年理事長賞「雅」MIYABI
昨年発表の「アンデス風幾何学紋様」が同業者の方から不評であったにも関わらず、エンドユーザーの方からはご好評をいただきました。この立体的な織り込み技法がどこまで通用するのか知りたくて、昨年に引き続き発表しました。 正倉院紋様と織り込み技法の融合に挑戦した帯です。

1996年西陣織工業組合理事長賞・大丸賞「エジプト」EGYPT

1996年西陣織工業組合理事長賞・大丸賞「エジプト」EGYPT
織り込み技法の第5作目。
このシリーズは海外の柄と織り込み技法の融合に挑戦しているのですが、この作品ではエジプトのコプト柄を引用し、日本の道長柄を融合させて少しでも帯になるように工夫した作品です。

1993年京都府知事賞・技術賞「アンデス風幾何学文様」ANDES

1993年京都府知事賞・技術賞「アンデス風幾何学文様」ANDES
基礎的なつづれ織の織り方しか知らなかった私が、それ以外の技法をマスターするために、試行錯誤した作品。様々な技法を試した中で、帯に応用できそうなものを集めた作品で、基礎しか知らなかったことが逆に新たな織り方をするきっかけとなり、今まで図案合戦を繰り広げていた西陣織において、織りの工夫をするようになってきました。

1996年近畿通産省生活局長賞「鳥」TORI

1996年近畿通産省生活局長賞「鳥」TORI
織り込み技法の第4作目。
アンデス地方に伝わる紋様を引用しました。お腹に子供を抱えたカラフルなオウムとピューマはか神の使いとしてあがめられているそうです。
幅広い年齢層の方々からご好評をいただいている帯です。

1994年通産省生活局長賞・技術賞 すかし窓「月影」GETSUEI

1994年通産省生活局長賞・技術賞 すかし窓「月影」GETSUEI
試織りをする際、まずタペストリーやテーブルセンターなどを作りますが、これはタペストリーとして製作したもので、なんとか帯にできないものかと苦心した作品です。まどの外の三日月がはっきりと見えるためには、地色や縦糸の密度など試行錯誤の連続でした。
この帯から、取材や呉服卸業者さんからの依頼を多くいただくことになりました。

「ふくろう」FUKUROU

「ふくろう」FUKUROU
人間、人形、動物などは目がとても大切です。目しだいでその作品の思いや出来栄えが決まります。絵と同じですね。フクロウは福を招くとして珍重されているので、ほのぼのとした 暖かい家族を描くために 目の動きにはとてもこだわりました。どのフクロウの目を見ていただいてもほほえましく感じていただけるのではないでしょうか。

1995年京都市長賞「楽日」RAKUJITSU

1995年京都市長賞「楽日」RAKUJITSU
織り込み技法の第3作目。「雅」と同じモスグリーンとオレンジ、茶の組み合わせなのですが、雰囲気は全く違う帯となっています。
簡単な幾何学紋様を散らしただけですが、なんとも楽しい出来栄えとなりましたので、「楽日」と命名しました。

「蘭」RAN

「蘭」RAN
ちぎり絵作家 先生の「蘭」のちぎり絵を帯にしました。礼装用から訪問着などにお使いいただける優雅で気品のある帯です。

1989年西陣織工業組合帯地部会長賞「すみれ」SUMIRE

1989年西陣織工業組合帯地部会長賞「すみれ」SUMIRE
竹篭の凹凸の表現することをテーマにした作品。
菫(すみれ)の花をいっぱい摘み取りたいという子供のころの夢は今後も叶うことはないかもしれませんが、それを帯で表現しました。
つづれ織りには色と色の間に「はつり目」と言われる隙間ができるのが特徴ですが、あえてそれを大きく開け、リボンを付けました。

「かすみ」KASUMI

「かすみ」KASUMI
「かすみ」はつづれ織り会社や織り職人によって皆違います。これは私独特の「かすみ」です。
結構込み入って織るのにはかなり面倒なものですが、礼装用にも、お茶会にも締められる便利な一品です。

2009年日本工芸士大会作品展入選/2009年全国伝統工芸品公募展入選 「夜の双塔 京都タワー」KYOTOTOWER

「夜の双塔 京都タワー」KYOTOTOWER
太鼓部分の柄は、陽が落ち、京都駅ビル壁面に灯りの燈った京都タワーが映っている様子です。
初めて自分の目で見た時の感動を 以前からいつか織りたいと思っていました。お腹の柄は、東寺のシルエットと京都タワーそのものを織ったため、帯のタイトルが「夜の双塔」。

第39回 日本伝統工芸近畿展入賞「萌」MOE

第39回 日本伝統工芸近畿展入賞「萌」MOE
鳥が苗を運び 地球に緑地が増える様を描き、地球温暖化防止を願った作品です。
写真ではわかりにくいですが、立体感があり お太鼓の柄は70センチもある大作です。